開業して18年目になります。4年前に心筋梗塞を起こし九死に一生を得ました。それは、お盆前のある日の夕方、少し食べ過ぎたのか胸焼がするので寝室に行き横になっていました。そのまま朝まで寝ていたのですが、どうも身体がだるくフラフラする感じがしました。午前中始めは普通に仕事をしていたのですが、11時頃にリハビリスタッフの一人を呼んで患者さんへの対応が悪いと説教をしていたところまた胸焼けが出てきました。昼休みに当院の優しい看護師に点滴をしてもらい横になっていたのですが、どうも治まらず血圧も上が110mmHgでいつもより低く、心配になって心電図を撮ると心筋梗塞の疑いでした。あせった私は五稜郭病院循環器内科に電話をしました。幸い北先生が診てくれるということでした。仕事に段取りをつけて、患者さんがいる待合室を通り唖然としている患者さんを横目に見ながら、歩いて救急車に乗りました。心カテをおこなった右の冠動脈に狭窄部が見つかりステントを1本入れてもらいました。アッという間の出来事でた。
2週間の入院をなんとか1週間にまけてもらい、退院した翌日に五稜郭病院の北村先生とゴルフに行きました。スコアーはめちゃくちゃでしたが生きていてつくづく良かったと思いました。総じて家族は心配していたと言うよりもビックリポンのようでした。その2年後にさらに2カ所の狭窄部にステントを入れてもらい、今では元気にしております。心筋梗塞になってからは、少し身体を気遣うようになりました。飲み会に出来るだけ出ないようにして、ダイエットに心がけております。仕事上も少し変化がみられたと思います。患者さんの話を辛抱強く聞けるようになったこと、患者さんを心配する家族の気持ちが身近に感じられるようになりました。あと私的にはホラを吹かないこと、大言壮語をしないことに気を付けて背伸びをしないで自分で出来ることをやるようにしております。ゴルフも上手くなるというより楽しんでやった方が心臓にはいいと思いやっております。
昨年末に、あすなろ会なるものを始めました。会員は当院で研鑽をつまれた柔道整復師の先生と日頃患者さんを紹介し合っている整骨院の先生方です。会員は現在15名です。(松本行生・小川忍・橋本忠美・清水豊・稲垣智信・澤田哲也・水野功・山田篤・矢野定夫・古岡憲夫・工藤高広・松原靖宣・高島慶太・村田佳隆・斉藤博 敬称略順不同)で焼き肉さかいで一回目の会合を行っております。みんなと懇親を深め楽しい時間を過ごす事ができました。今後も関係を深めていきたいとつくづく感じております。もともと整骨院の先生方と整形外科医は助け合って共存共栄していかなければいけないというのが私の持論です。
それとは別に、整骨院の先生方を主に対象に行っている道南リハビリテーション研究会も既に16回を数えております。いろいろな先生方にご講演を行って頂き好評を得ております。今後も続けていきたいと思っております。
社会的にはセントラルロータリークラブに鍋谷操女史の紹介でチャーター会員として入会して12年になりました。病気もあって休みがちですが、社会貢献の為になくてはならない会として、今後も大事にしていきたいと思っております。また異業種の経営者が集い業務の連携をはかるアナザークラブに矢野定夫先生のご推挙で3年前に入会しました。この会での親睦は遊びが多いので私に向いていると思います。
当院野球部も世代交代を経て福地監督・熊内・高橋コーチの元頑張っております。札幌医大整形外科野球部との春の合宿を兼ねた対抗試合も私にとっては楽しみの一つで、ずーと連勝していたのですが、昨年初めて惜敗して悔しい思いをしました。たぶん今後は連勝を続けてくれるのではないかと期待しております。一昨年札幌医大整形外科が日本整形外科学会野球部門で優勝したのも記憶に新しいです。今年も当院野球部は色々な大会で燃えてくれるのではないかと期待しております。
道南わんぱく柔道大会も昨年10回を迎えることができました。子供たちにとっても、お父さん、お母さんにとっても楽しみにしている大会だと思っております。今年は11月6日に開催予定です。更に今後10回続づけられるように会長として頑張りたいと思っております。賞状を渡すときの子供たちの嬉しそうな顔から、私も元気を貰っている気がします。
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